はじめに
2023年の4月4日、山梨岡神社の例大祭に行ってきました。7年に1度のご開帳という神様にも会えましたら、チャンスはまだ1日あるので取り急ぎご報告します。
山梨県笛吹市とは
山梨県は13の市、8つの町、6つの村があり、人口80万人の小さな県です。
山梨市、甲州市、笛吹市からなる峡東地域は先日「峡東地域の扇状地に適応した果樹農業システム」で「世界農業遺産」に選ばれました。
笛吹市は、石和温泉や笛吹川、春日居の桃、ぶどうやワイナリーで有名な土地です。
山梨岡神社
笛吹市の春日居中学校の近くに「山梨岡神社」があります。実は「山梨」という名前の由来ともいわれていて、本殿は国の重要文化財に選ばれています。
5月になると立派な藤がみられますよ。
例大祭
山梨岡神社では4月4日、5日に例大祭が行われ、数日前から神社の後ろにある御室山(みむろやま)に「おいがた焼き」が灯り、夜空に浮かび上がるのは圧巻ですよ。
今年は数年ぶりにお祭りがあるとのこと、「きのかみ」がご開帳とニュースでも放送されていたのでいってきました。
春日居中学校が臨時の駐車場となっていて、すでにたくさんの車が停まっていました。
昔お寺の争いで燃やされたという逸話があるようでこちらには鳥居がない!ここから歩いて神橋を渡り、神社へ。
出店がいくつか出ていて、お神輿も遠目でみられました。
太々神楽
県無形民族文化財の太々神楽も見ることができました。
「ニ劍」
動画はこちら
「薙刀両劍」
動画はこちら
24演目の太々神楽が奉納されるそうです。
YouTubeにドキュメンタリー動画もありました。48分の動画ですが勉強になります。
夔神(きのかみ)
いよいよお目当ての場所へ。
まずは本殿に参拝してから、靴を脱いで奥に進み、7年に1度だけ特別にみられるという夔神をみることに。
こちらは、「鎮目村山梨岡神社 夔神御影」で享和2(1802)年以降。
これが「夔神神像」 宝永3(1706)年以前。
出典はいずれも山梨県立博物館のパンフレット「神か?獣か?夔神降臨!」
この「夔神」はきのかみと呼ばれ、雷除け、魔除けの信仰をあつめているとのこと。
次回見られるのは7年後。とても貴重なものにお会いでき、300年の歴史を感じられたような気分。
まとめ
県内でも知る人ぞ知る、神社だとは思いますが7年に1度という貴重な経験ができました。
お札もしっかりいただいてきましたので飾っておきます。雷除けと魔除けなんてめずらしいですよね。
悩んでいる方はとにかく観に行きましょう!